2019年10月18日金曜日

10月17日 ステップアップ研修が開催されました

今年度、野村訪問看護ステーションでは『災害支援』をテーマに研修を行っています。

今回は「被災地の実際から平素の対応を考える」をテーマに、災害支援を行っている武蔵野赤十字病院薬剤師の細谷龍一郎先生と感染管理認定看護師の渡邉真美先生からの講義と、当ステーションの石橋からクロスロードゲームの説明を行いました。

細谷先生からは災害派遣医療チームとして派遣される薬剤師さんの役割や、地域の薬剤師さんとの連携、災害時の処方箋について等、今まで考えた事がなかったことをたくさん教えていただきました。実際の写真をたくさん用いて非常にわかりやすく、興味深かったです。お薬手帳を持っていくことで、普段の薬がわかり、非常に助かるとの話がありました。普段から利用者さんへの指導が必要だなあと感じました。

続いて、渡邉先生から避難所で注意すべき
感染と管理方法、手洗いの重要性の説明と
断水していても手指を清潔に保つ方法など説明がありました。また被災地で仮設トイレの設置は、約50%が1週間以上かかっていることを知りました。
渡邉先生から「災害時にはアイデアと工夫」という言葉がありました。普段私たちは家にある物品を工夫してケアを行う事をしています。
災害時にも役立てられるのではないかと思いながら聞いていました。


最後にクロスロードゲームを行いました。
状況設定があり、その中で自分だったらどう行動するか2択で選択します。
今回は写真のように札を上げて、何人かの方に理由を伺いましたが、本来はグループワークでそれぞれの意見を聞くそうです。
同じ選択をしていても、理由は異なっており、いろいろな意見があるなあと興味深く感じました。


台風19号のこともあり、災害は他人事ではなくいつ起こるかわからないと肝に銘じて、普段から備えておくことが必要だと心から思いました。

今回、被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復旧をお祈り申し上げます。